【速報】ディアドラが英G1ナッソーSを制覇!!マーフィーお見事!
今週末の競馬開催を待たずして競馬ファンには嬉しいニュースが飛び込んできました!
橋田満厩舎のディアドラがイギリスで海外されたG1ナッソーSを勝利しました。
ドバイ、香港、そして欧州と海外を転戦してきたディアドラ陣営にとってはまさに悲願ともいえる勝利です!
鞍上のマーフィー騎手は先週のキングジョージでシュヴァルグランの手綱もとっていましたが、現地ジョッキーらしい素晴らしい騎乗でした。
Chris HudsonによるPixabayからの画像
ディアドラの適性を読みきった陣営にあっぱれ!
ディアドラといえば2017年に秋華賞を制覇した日本でも実績のある牝馬です。
その後はG1ではなかなか結果を残せていませんでしたが、今年春の中山記念での凡走以降は日本の競走馬としては異例の長期海外遠征へ。
ドバイ→香港→ヨーロッパを転戦し見事栄冠を手にしました。
国内でも実績のある牝馬をあえて海外で長期遠征させしっかりと結果を出した橋田満厩舎にはまさにあっぱれです!
ディアドラの父ハービンジャー
ディアドラの父であるハービンジャーは2010年にアスコットで開催されたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを歴代最高クラスのパフォーマンスで制した名馬です。
2010 キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS ハービンジャー
レース後の故障によって現役を退くことになり、社台グループが輸入する形で社台SSで種牡馬入りしました。
産駒にはディアドラ以外にもペルシアンナイト、モズカッチャン、ブラストワンピース、ノームコアなどのG1馬が複数います。
比較的タフな馬場や展開を得意とする産駒が多い傾向がありますが、2019年にヴィクトリアマイルを制したノームコアは府中の超高速馬場にも対応しており、SSの血を持たないことから今後の日本のサイヤーランキングでも上位争いをすることが予想される種牡馬です。
ディアドラも昨年札幌で開催されたクイーンSで抜群のパフォーマンスを発揮しており、父と同様洋芝の適性は非常に高いことが伺えます。
近年輸入された種牡馬の中ではトップクラスの成績を残しているといっても過言ではありません。
ディアドラの海外遠征はウマが合う馬のおかげ?
ディアドラの長期海外遠征については2019年の5月に武豊TVで放送された裏話があります。
実はドバイワールドカップデーでスプリント戦に出ていたオーストラリアのビドラとディアドラが非常に仲が良く、双方にメリットがあることから同じ海外遠征プランが組まれたという話でした。
もちろんディアドラの欧州適性の高さを考慮していることは前提にありますが、国もまったく違う馬同士が帯同しながら海外転戦するという前例は他にもあるのでしょうか?
話を聞いたときにすごい驚いた記憶があります。
今回のディアドラの勝利はきっとビドラも喜んでいることでしょうね。
ディアドラ陣営の歓喜の映像
ディアドラスタッフ陣、歓喜の瞬間
— M(Horse Racing) (@HorseRacing_M) August 1, 2019
pic.twitter.com/AayOVDbxUc
これはディアドラが勝った昨夜にtwitter上にアップされた動画です。
ディアドラ陣営のレース中とゴール後の様子を撮影した動画なのですが・・。
思わずこっちまで泣けてきてしまいます。笑
日頃から馬券、POG、一口馬主などいろいろなことで一喜一憂している競馬ファンですらさまざまな感情を駆り立てられるだけに、陣営のこれまでの努力と馬への想いが詰まったこの動画は特別な感情を抱かされますね。
日本の競馬ファンがディープショックに落ち込む中で素晴らしいニュースを届けてくれたディアドラ陣営には感謝の言葉しかありません。
欧州でのG1勝利は?
ドバイや香港などの海外でのG1勝利といえば今年だけでもアーモンドアイ、ウインブライトなどさまざまな馬が活躍しています。
しかし欧州でのG1勝利となると話は別です。
直近では2016年のエイシンヒカリのイスパーン賞。
牝馬の勝利となると日本調教馬としてはじめて欧州のG1を制覇した1998年のシーキングザパールまで遡ることになります。
今回のディアドラの勝利は令和初の海外G1ウィナーの称号だけではなく、まさしく歴史的偉業といっても過言ではありません。
ディアドラおめでとう!!
ディアドラのナッソーSは日本馬としては異例の長期海外遠征を行なった陣営の英断とディアドラの適性が噛み合った歴史的勝利です。
これまで手綱をとっていた武豊騎手ではなくマーフィー騎手が鞍上だった点については少々残念な気持ちにもなりましたが、現地を知り尽くした騎手だからこそ勝てたという点も否めません。
少々早歩きにはなってしまいましたが、ディアドラの勝利を伝える第一報としてお伝えいたしました!