【有力馬がズラリ】2歳馬・3歳馬の注目レースをまとめてみた
POGや2歳・3歳馬をメインに競馬を楽しんでいる方はG1ホースがどんなレースやローテーションを選んでG1タイトルを獲得しているのか非常に気になるのではないでしょうか?
私もPOGをはじめて5年以上が経ち、それぞれの馬が歩んできたローテーションを見ていくと意外な共通点が見つかって非常に面白いです。
ここでは過去のG1馬や重賞馬が歩んできた出世レースに焦点を当て、2歳・3歳戦でチェックするべき注目レースをピックアップしました。
予想はもちろんPOGなどにもぜひ参考にしてください。
- 安田記念開催日の東京1600m新馬戦
- クラシックの登竜門東京1800m共同通信杯
- 名牝が生まれる桜花賞前哨戦チューリップ賞
- 中山2000m弥生賞は特定の条件に注目
- 名馬がズラリ!阪神2400m神戸新聞杯
- 2歳、3歳戦を楽しむためには注目レースを要チェック
安田記念開催日の東京1600m新馬戦
POGファンにとって要チェックの安田記念当日の東京1600m新馬戦。
2018年は後にG1馬になるグランアレグリアとダノンファンタジーが1.2着になった伝説の新馬戦となりました。
2017年はクラシック戦線でも活躍し、後にマイルCSを制覇したステルヴィオが勝ち上がっており、ここ2年だけでも2頭のG1馬を輩出しています。
2015年は新潟2歳Sを勝ちNHKマイルカップでも2着になったロードクエスト。
2013年は後に共同通信杯から皐月賞を制覇し日本ダービーでは1番人気に支持されたイスラボニータがここでの新馬戦を勝ち上がっています。
今年はクラシック候補の筆頭格と言われるサリオスがここを勝ち上がっており、今後のレースが非常に楽しみです。
クラシックの登竜門東京1800m共同通信杯
クラシックのトライアルレースは数多くありますが、忘れてはいけないレースの一つが2月に東京1800mで開催される共同通信杯。
2012年にゴールドシップが2冠を達成するまでは出世レースとして認識されていませんでしたが、その後の勝ち馬は豪華なメンバーが揃います。
2014年の皐月賞馬イスラボニータ。
2015年の皐月賞・菊花賞2着で後にドバイターフを制覇するリアルスティール。
2着馬に同年の2冠馬ドゥラメンテもいます。
2016年の皐月賞馬、ダービーでは一番人気に支持されたディーマジェスティ。
2017年のダービー2着、2018年の大阪杯勝ち馬スワーヴリチャード。
2019年は皐月賞3着でダービーではクビ差の2着になったダノンキングリー。
2着馬は同年のNHKマイルカップ制覇したアドマイヤマーズ。
春の牡馬クラシックである皐月賞、ダービーなどと相性が良いレースであるため、牡馬クラシックを占う上では外せないレースの一つです。
名牝が生まれる桜花賞前哨戦チューリップ賞
2019/03/02 第26回 チューリップ賞(GⅡ)【ダノンファンタジー】
牝馬クラシックに焦点を絞ると、桜花賞と同じ阪神1600mチューリップ賞が注目レースの一つです。
過去2年はダノンファンタジーやラッキーライラックなどの阪神JFの勝ち馬がチューリップ賞で勝利し、本番の桜花賞で敗れているためクラシックに直結するレースとしては難しい見方もできます。
しかし過去10年のレース結果を見ると・・。
2009年の牝馬クラシック2冠、後に多くの古馬G1を制覇した名牝ブエナビスタ。
2014年の桜花賞馬としてオークス2着、札幌記念ではゴールドシップにも勝ったハープスター。
2016年の桜花賞でハナ差の2着、オークスで悲願のG1制覇を果たしたシンハライト。
2017年のオークスを圧倒的なパフォーマンスで制覇したソウルスターリング。
と4頭のクラシックホースを輩出しています。
また古馬G1まで視野を広げると2012年の勝ち馬ハナズゴールはオーストラリアのG1を制覇しています。
さらに遡るとエアグルーヴ、スイープトウショウ、ウオッカなどの錚々たる面々が並ぶ、まさに名牝が生まれるトライアルレースです。
中山2000m弥生賞は特定の条件に注目
2018/03/04 第55回 弥生賞(GⅡ)〈レース結果〉
共同通信杯やチューリップ賞に比べるとクラシックとは縁の少ない皐月賞トライアル弥生賞。
しかし無敗の弥生賞の勝ち馬でピックアップすると非常に豪華なメンバーが揃います。
2001年の皐月賞を無敗で制覇し、引退後に種牡馬としても活躍したアグネスタキオン。
2005年の3冠馬として日本競馬では歴代最強馬として語り継がれるディープインパクト。
2009年の皐月賞で惨敗した後、ダービーで雪辱を果たしたロジユニヴァース。
2015年のダービー3着後、一時低迷したものの古馬として香港カップや宝塚記念を制覇したサトノクラウン。
2016年の皐月賞2着、ダービーではディープ産駒3頭による激闘を制覇したマカヒキ。
2018年の勝ち馬ダノンプレミアムは、皐月賞を回避しダービーでは6着に沈むことになりましたが、古馬となり重賞を連勝しており、G1を勝てるポテンシャルを秘めた1頭です。
条件で絞る必要はあるものの、無敗で弥生賞を制覇した馬はG1の舞台で追いかけても損はなさそうです。
名馬がズラリ!阪神2400m神戸新聞杯
POGユーザー向けではありませんが、クラシック最後の1冠菊花賞の前哨戦として阪神2400mで開催される神戸新聞杯。
意外と知られてませんが、今回紹介したレースの中でも恐ろしい出世レースとなっています。
- 2002年 シンボリクリスエス
- 2003年 ゼンノロブロイ
- 2004年 キングカメハメハ
- 2005年 ディープインパクト
- 2007年 ドリームジャーニー
- 2008年 ディープスカイ
- 2010年 ローズキングダム
- 2011年 オルフェーヴル
- 2012年 ゴールドシップ
- 2013年 エピファネイア
- 2014年 ワンアンドオンリー
- 2016年 サトノダイヤモンド
- 2017年 レイデオロ
- 2018年 ワグネリアン
2002年のシンボリクリスエスから2018年のワグネリアンまでの16年で14頭のG1ホースが勝ち馬になってます。
この14頭の中では故障で引退したキングカメハメハ。同年のダービー馬であるディープスカイ、ワンアンドオンリー、ワグネリアンの3頭以外のすべての馬が後にG1を制覇しており、まさに出世レースという名に恥じないレースになっています。
ここまで錚々たるメンバーが並ぶと阪神2400mで開催されるG1レースも見てみたいですね。
2歳、3歳戦を楽しむためには注目レースを要チェック
ここで紹介した5つのレースはPOGを楽しむ方はもちろん、2歳、3歳戦を馬券で楽しみたい方にもぜひチェックしていただきたい注目のレースです。
クラシック期間はもちろん古馬G1での活躍馬も多数輩出しているレースであるだけに、これらのレースの勝ち馬をG1で追いかけてみるのも非常に面白いです。
自分の出資馬や指名馬がこれらのレースで結果を残している方は今後のG1レースでも活躍が期待できるかもしれません。
私が紹介したレース以外で毎年注目しているレースがある方はぜひ教えてください!